京都旅行

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家の方も落ち着いたので、久しぶりに旅行に行ってきましたicon:airplane

今回の旅で一番良かったのが、錫(すず)・銀の金属工芸品のお店、清課堂さん。
1838年創業で、今のご主人は7代目だとか。

銀製品を親に買っていこうと探していたところ、入ったお店が実は錫が得意ということで、いろいろ見て気に入った錫の花生けを購入しました。

本来だったらそれで話はおしまいなのですが、たまたま年一回の工房見学が次の日にあると聞いて、参加させてもらいました。工芸品の工房見学は初めてで、久しぶりにわくわくしました。

最初、お店の成り立ちや錫・銀・銅の特徴や作っている製品の紹介をしてもらい、その後、工房を見せてもらいました。

店主の7代目 山中源兵衛さん
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型を使って茶器の形を作り、ろくろで削り出す作業。削るとすぐに鏡面になるのが印象的でした。
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錫の加工例。右から、杉目、石目、丸土目。※丸土目は清課堂での呼び名
金鎚で叩くことで加工するわけですが、金鎚は加工に適したものを特注しているそうです。
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工房の雰囲気
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酒器ほんときれいです。これを作るのに1ヶ月くらいかかると言っていました。
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最後に七代目のひいお爺さんが使っていた酒器を見せてくれました。
宴会で落としたりして、たくさんへこみができたそうですが、それが錫製品としての味わいでもあるので、大事にしすぎず、是非生活の中で普通に使ってほしいと話されていました。
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いろいろ教えてもらったこと
・すずは金属の中でも溶けやすい(融点:約240度) ⇒ ストーブのそばは溶けるので注意!
・熱が伝わりやすいので、酒器としてお燗に適している。
・すずは手で簡単に曲げられるくらい柔らかい。製品では1-2%の銀を混ぜて強度を高めてるそうです。
・毎日なでてると味が出てくる。酒器や茶器では毎日使うことで、5年後・10年後に味わいが出てくるそうです。
・すずは甘い香りがある。
・すず製品は一生もの。普通に生活の中で使うべし。

工房見学までさせてもらい、我が家はすっかり錫のファンになりました。
気軽に買えるものではないですが、少しずつ錫製品を増やしていきたいと思います。

清課堂ホームページ:http://www.seikado.jp/

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